次期大統領に? 人気司会者オプラが米国民から愛される理由

 

ゴールデン・グローブ賞の授賞式で功労者に当たるセシル・B・デミル賞を受賞した米人気司会者、オプラ・ウィンフリーのスピーチを受け、米政界では彼女の大統領選出馬の可能性が取り沙汰されている。

 

オプラの演説は、米国の価値観(特に報道の自由と男女平等)に基づいた考え方を支持するものだった。オプラは自分のキャリアを通して、この価値観を模範的に体現してきた。彼女の言葉は力強く、説得力があり、トランプ大統領選出馬から2年余りの期間を耐え忍んできた多くの人の気持ちの全てを代弁してくれたようだった。

 

自力で成功を収め、信用や誠実さがあるオプラは、間違いなくトランプとは対極をなす存在だ。また、非常に雄弁で、ずば抜けたコミュニケーション力を持っている。しかしそれよりも重要なのは、彼女が恵まれない人、貧困の中で育ち不利な立場から抜け出せない人に声を与えていることだ。

 

オプラの発信するメッセージは、自身の経験によって作られたものだが、他でも指摘されている通り、その内容は“聴くこと”から生まれている。オプラが司会を務めたトーク番組で「オプラ・ウィンフリー・ショー」の素晴らしい点は、さまざまな人に自分自身のストーリー(体験談、身の上話)を語らせることだった。

 

彼女は、人があらゆる問題について声を上げることのできる安全な場を提供した。

 

彼女はそもそもジャーナリストであり、人が持つ最高のストーリーを引き出すことができる。その聴く能力の高さは、大半の政治家を寄せ付けないほどだ。政治家の発するメッセージは、自分に関することばかりで一方通行だ。

 

フランクリン・ルーズベルトロナルド・レーガンビル・クリントンといった、優れた大統領は人々の話に耳を傾け、それを自分の経験と共鳴させていた。そのため彼らの演説を聞いた人は、まるで自分に直接語りかけているように感じた。

 

オプラ・ウィンフリーにも、その才能はある。しかしそれは果たして、大統領になるのに十分なものか?

 

変化を求めるのは米国らしい考えであり、ドナルド・トランプが当選した理由でもある。トランプは、自分を単刀直入で素直、大成功を収めた実業家として売り込んだ。彼は既存体制の粉砕を公約に掲げ、それを実現させた。大統領就任から1年たった今、彼の支持率は40%以下と低いままだ。

 

変化を待ちきれない人にしてみれば、オプラは夢の大統領候補のように見える。

 

テレビ界の女王が次期大統領に? オプラが米国民から愛される理由 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

 

# 私はオプラの心の底からすばらしい経験をもった理想的存在だと言える。オプラは貧困を知っている。そこから大成功を収めるまでの流れは、川の流れのように険しかっただろう。天才でなければ資産3千億円、2億ドル以上の不動産、テレビ、映画出演料で20億、またウィンフリー映画製作会社の企業と天才でなければ出来ないことだと思う。アメリカ国民から絶賛を浴びている。私は思う。オプラ・ウィンフリーは、人前にさらされるより、次の大統領の右腕になる、すなわち大統領首席補佐官だ。素晴らしいアメリカ合衆国になるだろう。