イスラエルの米国大使館、エルサレム
(BBC News) 5/16
ドナルドトランプ米大統領の娘イバンカ・トランプ氏と夫のジャレット・クシュナー氏が13日、イスラエルに到着した。共に米大統領上級顧問を務める両氏は14日、エルサレムに移転した新米大使館の開館式に参加する。トランプ大統領は式典に参加しない予定。
テルアビブからエルサレムへの米大使館移転は、イスラエルへの米第使館移転は、イスラエル建国70周年にあわせて実施される。
大統領選中から移転を主張していたトランプ大統領による決定は、パレスチナの怒りを買っている。
イスラエルはエルサレムを「永遠で不可分の」首都としている。一方でパレスチナ人は、1967年の第三次中東戦争で占領された東エルサレムを、将来パレスチナが独立した際の首都にすると主張している。
エルサレムをイスラエルの首都として承認するというトランプの決定は、この問題について米国が数十年間保ってきた中立性を破り、国際社会のほとんどの国との足並みを乱すものとなった。
イスラエルのベンヤミン・ネタ・ニヤフ首相は、米大使館の移転は祝福すべきことだと称え、他国も同調するように要求した。
ネタニヤフ氏は「全ての国々に、米国と同様に大使官をエルサレムに移すよう要求する」と述べ、「移転は正しいことだ(中略)なぜなら、平和を進展させるからだ」と付け加えた。
パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス議長は、トランプ氏の大使館移転決定を「世紀の悔辱」だと表現した。
移転式典の出席者はトランプ大統領は14日の式典で、ビデオ演説するとみられる。
スティーブン・ムニューチン米財務長官とジョン・サリバン米国務長官はイバンカ氏や
クシューナー氏は13日午後にネタニヤフ首相と会談したという。
イバンカ氏は13日、ツイッターに「大統領や米政府、米国民を代表し、イスラエルのエルサレムに私たちの新しい大使館を開くことを祝う歴史的式典に、訪問団の一員として参加できることを誇らしく思う。米―イスラエル関係の無限の可能性と平和のために祈る」と投稿した。
欧州連合(EU)は米大使官移転に強く反対しており、EU各国のイスラエル大使は式典を欠席する予定。
ただ、他の数十各国の外交官は式典に参加予定とみられ、その中にはハンガリーやルーマニア、チェコの代表も含まれる。報道によるとこの3ヵ国が反対したことで、大使官移転問題についてEUとして声明発表ができなかった。
また、グアテマラとパラグアイの大統領も式典に参加予定になっている。この両国はトランプ氏による大使館移転の後、自国の大使館をエルサレムに移す決定をした。
移転が激しい議論を呼んでいる理由エルサレムの位置づけは、イスラエルとパレスチナの対立の核心部となっている。
#.イバンカ氏を開館式に参加させ式典をやわらげることだろうが、過去に約20万人のユダヤ人を住まわせてきた。
これらの入植地は国際坊上違法と考えられていることだ。しかしだヒットラーが1933~45年に行ったユダヤ人虐殺に対する政治モラル上の噴罪的行為だと米国人は考えてきたことが理由だろう。
経済界でもハリウッドの20世紀フォックス、パラマウント、ディズニー、ユニバーサルなどのCEOはすべてユダヤ系だと知ってほしい。