近江牛まるごと1頭売ります 滋賀県が通販サイト

滋賀県はこのほど、東京・日本橋の情報発信拠点「ここ滋賀」で扱う商品を中心にインターネット販売する「ここ滋賀ショッピングサイト」を開設した。ふなずしや地酒、茶など湖国の特産品を掲載し、首都圏だけでなく、全国にファンを広げる狙いだ。彦根仏壇や近江牛まるごと1頭といった超高額コーナーもある。

 

開設した28日時点で県内を中心にした72事業者の245商品を購入できる。近江牛のハンバーグやアユのあめ煮、日野菜漬けの食品以外に、麻のシャツや飛び出し坊やの文具セットなどもある。うち2割はここ滋賀では買えない商品という。

 

100万円以上の商品の「ハイプライスコーナー」には2592万円の仏壇、453万円のA5ランク近江牛1頭を掲載。県は「すぐ売れるか分からないが、滋賀ならではの目玉商品として発信したい」とする。

 

本年度のサイト売り上げ目標は5400万円と強気で、商品数を千点に増やして魅力を高めたい考え。知名度アップが課題で、県は「PR手法を検討していく」としている。

 

滋賀の近江牛「G1」登録

海外輸出に後押し

滋賀県特産の和牛「近江牛」が15日、ブランド産品として保護を受ける農林水産省の地理的表示(G1)に登録された。県内の産品では初めて。生産者が海外輸出の促進に向け、期待感を示した。

 

G1登録されると、国が知的財産として模倣品を取り締まり、品質を保証する。農水省によると、日本と欧州連合EU)が結ぶ経済連携協定でG1の相互保護リストが最終決定し、近江牛も入った。EU加盟国で偽ブランド品が出回った場合、取り締まりの対象になる。

 

登録団体は生産者らでつくる滋賀県畜産振興協会(近江八幡市)で、7月に申請していた。米どころの滋賀の稲わらを餌に与えるなど生産方法の基準がある。牛では「神戸ビーフ」「但馬宇」などに次いで7例目の登録。

 

近江牛は2010年から海外輸出を始め、昨年度は348頭をシンガポールやタイなどに出荷し、た。この日、大津市の県庁で三日月大造知事に登録を報告した同協会の正田忠一(79)は「ほかの産地との競争に負けないよう、海外への発信を強化したい」と意気込んでいる。

 

日本アカデミー賞助演男優賞にも輝いた俳優の寺島進さん(54)が3日、滋賀県近江八幡市長光寺町のの滋賀食肉センターを訪れた。近江牛が肉に変わる解体の全工程と職人技を見学し、命と食への感謝の気持ちを強くした。

 

京都人の牛肉好き、なぜ?消費量政令市でトップ。京都で牛肉料理店が広がる要因には、土地柄も影響している。京都市の牛肉消費量は全国1位。和食文化が花開いた歴史都市というイメージとギャップがあるが、京都の人々は牛肉好きなのだ。

 

# 滋賀県は強気だと良く分かる。しかし、近江牛まるごと1頭売ってますには驚くべきことだ。A5ランク近江牛1頭453万円、どんな富裕層が購入するのだろうか興味がある。我々一般庶民には夢のまた夢である。富裕層はお金に関して全く異なった考え方を持っているので、きっと?牛まるごと1頭が売れるだろうと滋賀県も強気なコメントをしているのだと考えられるのだ。