夢のクルマ、フェラーリが史上最強のV8で業界を圧倒

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今年3月にジュネーブ・モーターショーで発表された488ピスタ・プロトタイプを早速、フェラーリの本処地、マラネロだ。

ここにあるフィオラーノ・テストコースでは、ピスタはハイブリットのラ・フェラーリと同じぐらい速い。たった2,85秒でゼロから100km/hをクリア。

 

イタリア語でサーキッド”を意味するピスタと名付けられたこのモデルは、2018年末までにアメリカとヨーロッパに次ぐ重要な市場、中国と日本に投入されることになっている。

 

エンジンはベースとなる48GTBのパワーユニットを慎重に調査して完成した。フォーミュラ1などのレーシング・プログラムで培った最高レベルの技術を反映する488ピスタがGTBよりも90㎏よりも軽くなるのは、チタン製コンロッドとインコネル制エキゾースト・システムのおかげだ。インコネルとは高熱に強い超合金で、コストはGTBのマニフォールド(多歧管)の4倍もかかるが、重量を減らすことが目的で予算がゆるすならば最適といえる。

 

このエンジンは本来なら、市販売は不可能だ。レースカーのような瞬間的な加速性とハンドリングは見事。ステアリング・ホイールの上に点灯するアップシフト・ライトが変速のタイミングをドライバーに伝えるしくみだ。

このクルマに関するすべてが精密で、リアルタイムに作動する。制御する時におかしな遅れもなく、イヤな驚きもない。こちらがして欲しいことは、即座にやってくれる。

7速パドルシフトとスロットルは直感力があって使いやすく、瞬時に変速する。ブレーキ・フィールは強烈で安定性抜群だし、ターボラグもほとんどない。おそろしいほど速いけれど、レーストラックではコントロールはしやすく、路上に凹凸の多い公道でも心地よく走る。

でも、ピスタが低速だといかに通勤車にもなり得るかも、マラネッロ郊外をしばらくクルーズしてみてわかった。それに、あの音だ。5000回転以上だと乾いたような低音が効いた金属的なエキゾースト・ノートはヤミツキになる。まるで魂をくすぐるようだ。

 

ピスタのペースとなる488GTBを評価しいる人は、そのアップグレードされたバージョンを試す時を楽しみにしてほしい。488ピスタは、どの部分も極限まで磨かれ、美しく、機能的だ。シートは乗る人の腰をしっかり包み、コーナリングでも横滑りさせない。

 

でも、この夢のドライバーズかを購入するのに、なんと3940万円が必要だ。

 

 

 

#.私は日本では、ニッサンスカイライン・GT‐R、レクサスLCだと思っている。

フェラリーは夢のまた夢のクルマだ。日本にも投入されるのは流石に経済国世界3位だ。

私のクルマはLEXUS・LC500hだ。