会社の忘年会は「地雷」だらけ トラブルを防止するには

会社の忘年会にはいくつかの落とし穴がある。まず、多くの従業員が実は会社のパーティーを好まないという単純な事実がある。そのため、慎重に考慮して実施されなければ、士気を高めるはずのイベントが逆にやる気を損ねてしまうことも大いにあり得る。

 

また、大量の酒が出される、こうした集まりで管理職が大きく羽目を外してしまうこともある。つまり、会社のパーティーを真に楽しいイベントにすることは可能だが、地雷を踏んでしまう可能性もあるということだ。

 

人材紹介企業のオフィスチームが先日実施した調査では、米国で会社の忘年会が楽しいと感じる従業員は36%しかないことが分かった。つまり残りの64%は楽しいと感じておらず、そのうち35%は悪い印象を持っていた。簡潔に言うと 忘年会については従業員の3分の1が楽しむ一方で、3分の1は無関心、残る3分の1は嫌がっているということだ。

 

次に、管理者にとってのリスクを考えてみよう。これは誰もあえて口にしたがらないものの、深刻な問題だ。

 

酒とリーダーシップは、危険な組み合わせだ。マネージメントの現実として、尊敬は集めるのが難しく、失うのは簡単だということがある。酒に酔ってテーブルの上で踊り始めるほどの失態ではなくとも、管理職としての立場が損なわれてしまうことはある。

 

支離滅裂な開会のスピーチをする、少しはしゃぎ過ぎた行動を取るなどの行為は、酒が少し入れば簡単にできてしまう。従業員は上司が「現実世界」、つまり職場外でどのように行動するかを、しっかり観察しているものだ。

会社の忘年会は「地雷」だらけ トラブルを防止するには | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

 

 

# 意見を求めるのが大切だと思う。どのような年末パーティーにするか従業員のより多くの意見を聞くことが大切だ。会場や食事、開催時期などパーティーを計画する良いスタートが切れる。世界でも共通するのは、従業員はこの一年間の努力を認めてほしいと感じていることだ。