世界を変える30歳以下の女性、モデルから社会起業家まで

フォーブスが年に一度選出する「30アンダー30」リストには、今後の活躍が期待される各界の30歳未満の若手が選ばれる。その分野はテック業界からアート、スポーツ界まで広範囲におよぶ。

 

ここでは2017年の「30アンダー30」に選出された、注目すべき女性業家たちだ。

 

カーリー・クロス(アート&スタイル部門)

 

スーパーモデルのカーリー・クロスは現在25歳。これまで「ヴォーグ」の表紙を36回飾ったクロスはフォーブスの2016年の「世界で最も稼ぐモデル」ランキングで3位になり、

年収は1000万ドル(約11億)とされた。

 

テクノロジーに関心が高いことでも知られるクロスは、非営利団体の「Kode with Klossy」を運営し、これまでに500名にのぼる若い女性たちにプログラミングの指導を行ってきた。

 

「プログラミングに関心を持ったのは、個人的な好奇心からだった。Kode with Klossyの活動を通じ、短期間で多くの人にプログラミングを身につけてもらいたい」とクロスはフォーブスの取材に述べた。

 

Kode with Klossyの運営にはクロスの自己資金のほか、彼女を支援するファッションブランドの資金も注がれている。関係節によるとクロスは2015年からこれまでに、百万ドル単位の個人の資金を投じているという。

 

ケリー・ピーラー(社会起業家部門)

 

現在29歳のケリー・ピーラーはウォールストリートで勤めた後、米国の学生ローン問題の解決に挑む「Next GenVost」を設立。スマホのテキストメッセージを通じて、高校生や大学生らに、適切な金融知識を提供している。

 

「以前の職場の業務を通じ、アメリカでは7000万人に及ぶ学生らが時代遅れの学生ローンの仕組みに苦しんでいることを知った」とピーラーは話す。彼女は2008年の金融危機の直後にTPモルガン・チェース銀行に務めていた。

 

「次の金融危機が来るとしたら、それは学生ローンが発信源になると危惧している」と彼女は話した。

世界を変える「30歳以下の女性」 モデルから社会起業家まで | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

 

 

# 彼女が成功したのは入学したニューヨーク大学のガラティン・スクール・オブ・インディビジュアライスト・スクール学部での研究分野を学んだことが大きいだろう。学生は自分の目的や興味に合わせて学べることだ。クロスは、希望する学部はここだと決めていた。