今冬のインフルエンザ、なぜ猛威? A・B型同時流行の影響か

推定患者数が283万人となり過去最多を記録した今冬のインフルエンザ。専門家は、A型とB型が同時に流行して、患者数を押し上げている可能性があると指摘する。厚生労働省は「流行のピークを迎えつつある」との見方を示すが、今後も警戒が必要としている。

 

厚生省によると今期は米国やオーストラリア、フランスで過去5~9年で患者数が最多となるなど、世界的にインフルが流行しているという。例年はA型が12月から2月にかけて B型に先駆けて流行するが、国立感染症研究所の調査では、今年はすでにB型の流行が拡大している。感染研の砂川富正室長は「B型がこれだけ早く出るのはあまりないことだ」と驚く。

 

済正会中津病院(大阪)の安井良則感染管理室長は「B型の立ち上がりが早く、A型と混合して流行している。軽傷でもインフルにかかっている可能性があることが知られてきて、そうした患者がきちんと診断されて患者数を押し上げている可能性もある」と分析する。今期はワクチン製造が遅れ、それが大流行につながったとの指摘もあるが、安井室長は「ワクチン不足が騒がれたことで、逆に打たないといけないという動きにつながった」と否定的だ。

 

過去最多の推定患者数を記録したのは、15~21日の1週間。

 

全国的に厳しい冷え込みが続いていたが、専門家によると、インフルは沖縄などで夏に流行することもあり、気温が低いから流行するわけではない。ただ、「空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下する。そのため例年、乾燥する冬場に流行すると考えられる」(厚労者の担当者)という。

 

全国約1万所の薬局の情報を集める「薬局サーベイランス」では、都心で大雪となった22日には全国で今期最多の推定患者数を記録しており、流行は続くとみられる。

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# 厚生労働省が1月26日にまとめたインフルエンザの発生状況によると、全国の推計283万人は、私も驚きの数字だ。私も注意し、手洗い、うがいw徹底してたつもりだが、インフルエンザ(B型)に、反省点はやはり息苦しくても必ずマスクをする事。自宅で注意していても外出先では警戒心をもつことが大切。私もワクチンを打って免疫を付けていたつもりでしたがインフルに感染したのは、一時ワクチンを打っていなかった時期が、2年ほどあり、ワクチンを打って免疫を付けることが大切か分かった気がする。日本のインフルエンザワクチンは定期接種の対象になっている高齢者らを除き、任意接種だ。医療機関で打つと1本3500円前後で接種率が減少したのが流行の原因であると私は考える。