「仕事」にまつわる格言録Vol.6

職業とは、労働とは、仕事とは―。老若貴賤(ろうにゃくきせん)にかかわらず問いかけられるこの問いに、古今の洞察者たちはどんな答えを出してきたのだろうか。彼らの示唆に富む言葉に、明日へのヒントが隠されているかもしれない。

 

All labor has dignity.

 

すべての労働に尊厳がある。

マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(牧師、1929-1968)

 

People dont choose their careers—they are engulfed by them.

 

人が職業を選ぶのではない―職業が人を引きずり込むのだ。

◦ ジョン・ドス・パソス(作家、1896-1970)

 

Office life typically proceeds behind a mask of shallow cheerfulness, leaving workers grievously unprepared to handle the fury and sadness continually aroused by their colleagues.

 

会社員の日常は、概して、薄っぺらな快活さという仮面をかぶって行われており、同僚に怒りをおぼえたり悲しくなったりすることが続いても、嘆かわしいほどなすすべがない。

◦ アラン・ド・ボトン(哲学者、1969-)

 

Every mans work, whether it be literature or music or pictures or architecture or anything else, is always a portrait of himself.

 

だれの仕事も、それが文学であれ、音楽であれ、絵画であれ、建築であれ、何であれ、本人の肖像でしかありえない。

◦ サミュエル・バトラー(作家、1835-1902)『万人の道』

 

One never notices what has been done; one can only see what remains to be done.

 

人は、すでになされたことには気づきません。まだなされていないことに気づくだけなのです。

キュリー夫人(科学者、1867-1934)

 

Anyone can do any amount of work, provided it isnt the work he is supposed to be doing at the moment.

 

だれでも、どんな量の仕事でも、できますよ。やらなきゃならないのが、今すぐ、じゃなかったらね。

ロバート・ベンチリー(ユーモア作家、1889-1945)

 

Diligence is the mother of good fortune, and the goal of a good intention was never reached through its opposite, laziness.

 

勤勉が幸福の母であるのに対し、怠惰は、よき願いが定めた目的地にいまだ達したためしがない。

◦ ミゲル・デ・セルバンテス(作家、1547-1616)『ドン・キホーテ

 

This became a credo of mine: attempt the impossible in order to improve your work.

 

これが私の信条になった。仕事の質を高めるために、不可能に挑戦すること。

◦ ベティ・サルヴィス(女優、1908-1989)

 

The three most harmful addictions are heroin, carbohydrates and a monthly salary.

 

もっとも有害な中毒物質三つは、ヘロイン、炭水化物、月給だ。

ナシーム・ニコラス・タレブ(文筆家、トレーダー、1960-)『ブラックスワンの蔵言』

 

How can I take an interest in my work when I dont like it?

 

好きじゃなかったら、仕事に身が入るものか。

フランシス・ベーコン(哲学者、1561-1626)

 

A sluggards appetite is never filled, but the desires of the diligent are fully satisfied.

 

怠け者は欲望をもって何も得られず、勤勉な人は望めば豊かに満たされる。

旧約聖書箴言13:4

イラン軍司令官、「持っている全てを破壊する」米に警告

米国とイランの政府高官の応酬が続いている。イラン革命防衛隊のカセム・ソレイマニ司令官は26日、ドナルド・トランプ米大統領に対し、もし米国がイランを攻撃したら「持っている全てを破壊する」と警告した。

 

イランのタスニム通信によると、ソレイマニ司令官は、トランプ氏が戦争を始めた場合、イランがそれを終わらせると約束したという。

 

トランプ大統領は先にイランのハッサン・ロウハニ大統領にあてたツイッターへの投稿で「決して、絶対に、米国を脅したりするな」と警告していた。

 

トランプ大統領が今年5月にイラン核合意からの離脱と制裁再開を表明して以来、両国間の緊張が高まっている。

 

ソトイマニ司令官は、イラン革命防衛隊の特殊部隊「コッズ部隊」を率いている。

 

同司令官は「兵士として、あなた(トランプ大統領)の脅威に対応するのが私の義務だ。ロウハニ大統領ではなく私と話せ。我々の大統領の品位からして、あなたに答えたりしない」と述べたと伝えられた。

 

「我々は、あなたが想像できないほど近くにいる。来い。準備はできている」

 

「あなたが戦争を始めたら、我々が終わらせる。この戦争はあなたの持っている全てを破壊するだろう」

 

トランプ氏は22日、ツイッターに「イランのロウハニ大統領へ: 決して、絶対に、米国を脅したりするな。さもなければ、史上まれにみる結果に苦しむことになる。我々はもはや、お前の暴力と死のたわごとを許すような国ではない。気を付けろ!」と投稿し、ロウハニ氏を脅した。

 

これに対し、イランのジャバド・ザリフ外相は、「怒っている米国にはうんざりだ: 世界は数ヵ月前にもっとひどい空いばりをを聞いた。イラン国民は40年間にわたって聞いてきた(もっと文明的な内容だったが)。我々は数千年もの間存続している民族で、いくつかの国の歴史よりも長く続いた我々自身の帝国も含めた、数多くの帝国の滅亡を見てきた。気を付けろ!」と応酬した。しかしこの2日後、トランプ大統領は退役軍人たちへの演説で米国はイランと「本当の取引を結ぶ用意がある」と話した。

 

トランプ氏の怒りのツイートは、ロウハニ大統領からの警告の反応だった。

 

イラン国営通信によると、ロウハニ大統領は先に「イランとの平和は全ての平和の母で、イランとの戦争は全ての戦争の母だと米国は気付くべきだ」と発言していた。

 

トランプ大統領は5月、欧州諸国の説得にもかかわらず、オバマ前政権が締結した

イランとの核合意から螺脱すると発表した。

 

トランプ氏はかねて、この合意は「芯まで腐っている」と話していた。

 

これを受けてイラン政府は、核兵器開発と原子力発電に向けたウラン濃縮を再開する準備を始めると発表した。

 

共に核合意に署名した英国、フランス、中国、ロシア、ドイツからの反対にもかかわらず、米国はイランの石油や航空機輸出、貴金属取引などへの制裁を再開しようとしている。

 

他にも火種となっている案件がある。米国はイランの中東での同校を大きく懸念しているほか、イランと敵対するイスラエルおよびサウジアラビアと友好関係にある。

 

イランは、自国の核開発はすべて平和目的で、合意の順守は国際原子力機関IAEA)の査察によって確認されていると主張している。

 

# イランは世界有数の産油国で、年間数十億ドル分の石油と天然ガスを輸出している。しかしだ、マイク・ポンペオ米国務長官は、対イラン制裁についてEUの同調を想定していると明示したほか、「オーストラリア、バーレーン、エジプト、インド、日本、ヨルダン、クウェートオマーンカタールサウジアラビア、韓国、アラブ首長国連邦」も名指しして、支援を求めた。これでは名指しされた国は、石油に対して、不安感を煽る。この影響で日本はガソリンが高値になっている。これだけではない、トランプ大統領は中国製品2000億ドルに追加税課すと警告しているのです。どうなる世界……。

マクロン仏大統領の側近、デモ市民に暴行の疑い

エマニュエル・マクロン仏大統領の側近が、5月1日(メーデー)デモ参加者に暴力を加えていた疑いで訴追された。暴力行為はソーシャルメディアに投稿された動画で明らかになった。

 

アレクサンドル・ベナラ容疑者(26)はマクロン大統領のボディーガードを務めていたが行動が明らかになった後、20日に解雇された。

 

世論の批判を受けて、マクロン大統領は22日、閣僚を数人集めて対応を協議した。

 

ベナラ容疑者は集団暴行に加担したほか、警官バッジをつけるなどして警官になりすました疑いなど、3つの容疑に問われている。

 

政府関係者は、マクロン大統領はこの事件を「受け入れられない」と考えており、「無罪にはならない」と約束したと話した。

 

この事件をめぐっては警察官3人も訴追された。この3人はベナラ氏の無実を証明しようと監視カメラの映像を漏えいした疑いが持たれている。

 

マクロン氏率いる政党「共和国前進」の職員バンソン・クラス氏も、問題の動画に映っていたため取調べを受けている。

 

動画では、数人の警官が暴行を制止せず眺めている姿が映っていたため、世論の怒りが拡大している。

 

大統領府は、事件についてしばらく承知しながら、問題をもみ消そうとしたと批判されている。ベナラ容疑者の処分が遅れたことも、問題視されている。消息筋によると、大統領府は今回のような事態の再発を防ぐため、大統領官房の人事刷新を検討している。

 

事件の経緯

 

動画は5月にソーシャルメディアに投稿されたが、現地紙ル・モンドが加害者がベナラ容疑者だと明らかにしたことから政府スキャンダルに発展した。

 

マクロン氏のボディガードだったベナラ容疑者は昨年の仏大統領選の後、大統領首席補佐官の側近として採用された。仏報道によると、パリの高級住宅地のマンションと、運転手つき公用車を支給されていた。さらに、国会議事堂には最高レベルの出入り権限が与えられていた。

 

事件から数日後、ベナラ容疑者は2週間の停職処分を受けていたが、検察への報告はなかった。

 

BBCパリ特派員のヒュー・スコフィールド記者は、大統領府はベナラ容疑者の行動について知っていた可能性があると語った。

 

メーデーに何があった?

 

事件はパリの人気スポット、カルチェ・ラタンで起きた。この日は100人ほどが抗議のために集まっていた。

 

ツイッターに動画で投稿した、タハ・ボアフスさんは「警告、警察の暴力。警察が広場に集まった人々に暴力を振るって、ガスをまいている!拡散してみんなが見るべき」と書いた。

 

動画では衝突が始まった時、警察のヘルメットを被りながら制服を着ていない男が機動隊側に入って、参加しているのが確認できる。

 

男は女性の首をつかんで道を引きずり、カメラの視界から消えた。

 

ほどなく男は現場に戻り、別の抗議者を捕まえて警察から少し離れた場所へ連れて行った。抗議者はその後、道路に放置された。

 

動画にはヘルメットを被った男が若い抗議者の首をつかみ、頭を殴ったり、抗議者が地面に倒れた後には腹部を踏みつけたりしているような様子が映っていた。

 

# 私もこの動画を見て、これはベナラ容疑者は、この罪から逃げられない! しかしだ、この若さで大統領首席補佐官の側近だ。さらにだ、高級マンションに運転手付き、驚くことに国会議事堂には最高レベルの出入りの権限を与えられていることにマクロン仏大統領の関与が疑われる予知はない。アレクサンドル・ベナラ容疑者は、マクロン仏大統領にとってよほどの関係だと思われる。しかしだ、マクロン大統領はトランプ大統領への愛想の良さを維持しながらトランプ氏と競合し、はっきりと異なる世界観を示す世界の指導者として出現した(驚くべき政治的偉業)。

日本で猛暑 気温41.1度で観測史上最高

猛暑が続く日本で23日、最高気温が摂氏41.1度という観測史上最高気温が記録され、気象庁は、新たに健康管理に十分注意するよう勧告を示した。

 

日本ではここ数日、猛暑が続いており、暑さによる死者は15人から最大40人とも報じられている。

 

東京に近い埼玉県熊谷市では23日、最高気温が摂氏41.1度を記録。2013年に高知県四万十市で記録された41度を上回り、観測史上最高気温となった。

 

この日は10都市以上が最高気温40度に達した。

 

日本の気象庁は、空調の効いた空間に留まり、水分を補給し、猛暑で疲労しないよう休憩を取るなどといった対策を国民に推奨している。

 

気象庁の担当者はAFP通信に対し、気温が35度かそれ以上の地域の人は熱中症に十分注意するべきだと述べた。

 

「それより低い気温であっても、小さい子供や高齢者には高温が危険となる可能性があるし、周囲の状況や行動によっても変わってくる」と気象庁の担当者は警告した。

 

ツイッター利用者の「Naga」さんは、「ひどい暑さで具合が悪くなった人が出て、今日は電車が遅れている。この夏すでに死者も出ているのに、日本の暑さのピークは8月」とツイートした。

 

神奈川県横浜市では、熱くなった道路の温度を下げようと冷水をかけたりまいたりする打ち水として知られる「水の儀式」に人々が参加した。

 

共同通信によると、暑さのためこの夏すでに1万人以上が病院に運ばれている。

 

東京近郊の複数の県では23日、複数の高齢者が、猛暑が原因で亡くなった。各自治体が発表した。

 

AEP通信によると、東京消防庁は22日、都内に救急車を3125回も出動させた。同庁が1936年救急業務を開始して依頼、1日あたりの出動回数としては過去最多だったという。熱中症や猛暑による疲労で緊急通報が増加した。

 

気象庁によると、これまでの最高気温は日本西部の高知県四万十市で2013年8月に記録された41度だった。

 

観測史上最高を記録しているこの猛暑により、2020年に東京で開催される夏季五輪にも、いくらか懸念が持ち上がっている。

 

五輪担当者と東京都庁は暑さ対策として、道路と太陽の熱を遮断する塗装を施したり、霧状のシャワーを浴びられる移動式シャワー場を設置したりするなどの対策を協議している。

 

小池都知事は、懸念は五輪に参加する選手についてだけでなく、道路で応援する観戦者についてもあると話した。

 

小池氏は23日の記者会見で報道陣に対し、暑さ対策は2020年東京五輪の成功に向けた主要な柱の1つだと述べた。

 

# 京都でも24日に京都市内で開催予定の祇園祭の花傘巡行について、八坂神社は21日、酷暑が予想されるため参加者の体調に考慮し、中止を決めたと発表している(2003年以来のことである)。

欧州で高評価のボルボ「XC40」が日本でも完売する理由

競争がどんどん激しくなるコンパクトSUVの世界にボルボがXC40を送り込んできた。ライバルの名を見れば、SUV市場の激しさをつくづく感じる。このセグメントには、メルセデスGLABMW×1、アウディQ3、レンジローバー・イヴォーク、ジャガーEペース、レクサスNXインフィニティ、、QX30などが過激なバトルを展開している。しかし、今月3月のジュネーブではXC40が存在感と可能性を限りなく示した。

 

ボルボの最も小さなSUVに当たるXC40だが、欧州の最優秀車であるヨーロピアン・カー・オブ・ザ・イヤー賞を獲得。また、7月半ばに発表されたばかりのXC40は、ユーロNCAP衝突実験で5つ星という最高評価を獲得し、最も安全なクルマの一つとして認められた。

 

正直なところ、ボルボの高い安全性は当たり前になっている部分もある。それより驚くのはデザインだ。例えば、BMWSUVをチェックしても、X1、X3とX5の差があまりわからない。確かに、ボルボのXC40、XC60、XC90のヘッドライトやグリルのあたりは一貫性がある。北欧神話に登場する神の持つハンマーをモチーフにした、T字型のLEDヘッドライトはドイツ勢と比べても、最も格好いい分野に入るだろう。

 

例えば、XC40の高めのヒップラインとスタイリッシュなCピラーを他と比較してみると、さりげない独自性を持っている。また、白黒のツートーンの塗装はかなり効いていると思う。はっきり言って、どのメーカーのデザインの進化を見ても、一番褒めるべき車はボルボだ。10年以上前の「道を走るレンガ」だった時代から、ドイツ勢と真っ正面から戦えるカッコ良さに生まれ変わっている。そして、日本のユーザーにとって、一番気になるポイントはサイズだろう。全長442cm、全幅187cm、全高166cmをもつXC40は、ボルボSUVの中で最も日本の道路事情に合うサイズだ。やはりスウェーデンの誇り、イケアの家具などもサイズとデザインテーストを日本向けも揃えているが、同様にXC40のサイズやデザインがボルボSUVの中でも一番好かれるかもしれない。スムーズに駐車も可能だ。

 

外観デザインが独自性を保っているのと同様に、走りのフィール、例えばステアリング感覚もBMWなどを真似せず、ボルボならではの味付けだ。ステアリングは適度な重さがあって、路面からしっかりと情報をドライバーに伝え、クイック過ぎない。

 

安全装備は「インテリセーフ」と呼ばれる緊急回避・軽減フルオートブレーキシステムだ。なんと16種類以上の先進安全装備が付いている。

 

欧州賞が獲得できるほどのルックス、性能、安全性、コストパフォーマンスなどを誇るXC40は日本の道路・パーキング事情に最も合うボルボSUVだ。しかし、人気車種なので、今週注文したとしても、納車は2019年の2月ぐらいになるようだ。

 

# 素晴らしいデザインだ!なんと言っても上品さ漂うデザインだ。一昔前のボルボとは思えないカッコ良さだ。一昔なら故障などしたら部品の取り寄せだけでも時間が掛り、修理費も高く付いた時代。今ではボルボ店があり、修理に困ることはなく、まったく性能もズバ抜けているから安心だ。日本自動車メーカーの方向性も2050年までにさまざまな地球環境の問題に対応し、社会にプラスをもたらすことを目指すものである。燃料電池車の取り組みですね。今や、ハイブリッドは当たり前の時代、各メーカーもSUVには力を入れている。トヨタC-HR今や人気No.1のSUVや、欧州で高い評価を受けているマツダのCXシリーズ、もちろんレクサスNX、UX、さらに三菱エクリプスクロス、日産のジュークに今期待のTERRA(テラ)など、SUVでグローバルリーダーを目指している。

米朝で「やるやる詐欺」、遺骨200柱返還の大嘘

トランプ米大統領金正恩朝鮮労働党委員長が、シンガポールで史上初の首脳会談に臨み、朝鮮半島の非核化に取り組むことを確認してから1ヵ月以上が過ぎた。

 

7月上旬に平壌で行われたフォローアップの米朝高官協議は不調に終わり、北朝鮮の非核化も一向に始まる気配はない。トランプ氏は「正恩氏は約束を守る」と信じて疑わない様子だが、筆者は、北朝鮮が「非核化やるやる詐欺」を仕掛けているという疑念を強めている。

 

6月12日に行われた米朝首脳会談で出された共同声明の骨子は以下の通り。

 

  • 米は体制保障、北朝鮮は完全非核化への取り組みを約束
  • 米朝は新たな関係を構築
  • 永続的で安定した朝鮮半島の平和体制構築へ努力
  • 早期に米朝高官で継続交渉
  • 朝鮮戦争(1950~53年)の戦没米兵の遺骨収集で協力を約束

 

この中でも最もハードルが低そうだったのは、戦没米兵の遺骨収集だ。

 

トランプ氏が会談から約1週間後、中西部ミネソタ州での演説で「戦死した偉大な英雄を取り戻した。。遺骨200-柱が、きょう(6月20日)返還された」と胸を張って報告した際、疑う理由はそれほどなかった。

 

しかしその後、この発言が根も葉もないことが明らかになる。米国防総省の捕虜・行方不明者調査局(DPAA)ケリー・マッキーグ局長はロイター通信の取材に対して、7月10日の段階で「首脳会談以降に返還された遺骨はない」と断言。

 

その5日後に、米朝将官級協議がようやく実現し、米軍準機関紙「星条旗新聞」によると、北朝鮮が7月中にも50~55柱の遺骨を米軍に引き渡すことで合意したという。ただしこれは遺骨の合同発掘作業を経たものではなく米側がひつぎを北朝鮮側に渡し、北朝鮮が遺骨を納めた上で米側に返還すると伝えている。本格的な遺骨の回収作業が始まるまでには数カ月、さらに探索、回収し、身元を確定するには何年もかかる見通しだ。

 

対話局面を維持することに腐心

 

なぜ、トランプ氏はすぐにばれるような嘘をつくのだろうか。その背景にこそ、現在の米朝関係の実態がある。例えば一部の米外交専門家は、トランプ氏は正恩氏との取引が失敗することを想定しており、11月の中間選挙までは「成果があるふり」を続けるとみる。

 

そもそも「米朝は最初から、シンガポールでの合意内容の理解で根本的に食い違っていた」(米国の北朝鮮専門家、ロバート・ガーリン誌)との指摘もあり、トランプ政権は明らかに現在の対話局面を維持することに腐心しているというわけだ。

 

# アメリカのトップが堂々と国民に向け嘘の演説!信じられない。もし、この演説が日本の安倍総理だったら大変なことになっている。以前にも米朝首脳会談について少し触れたことがありましたが、私は最初からこの首脳会談に違和感を感じていた。ただトランプ氏は自分自身が史上初の米朝首脳会談に臨んだと歴史に名を残すことだけを考えていると…。トランプ氏の周りの高官は見て見ぬ振りなのか??信じがたい。アメリカ国民は?????トランプ氏は11月の中間選挙のためだけの米朝首脳会談だったとアメリカ国民は理解しなければならないと思う。不審な点や納得できる大統領でなければならない!日本の横田めぐみさんの遺骨も偽の遺骨だった(1人の遺骨でだ)。アメリカの戦死した遺骨は200柱、ましてだ、50~55柱、さらにだ合同発掘作業を経たものではない。アメリカ国民は、本来あるべき状態、事実を知ることになるだろう。またトランプ氏、プーチン氏を秋にワシントンへ招待、これもトランプ氏が勝手にツイッターし、明らかになった。これに対しても長官は、自分もまだ知らされていないと話している。

日本でも人気の「森林浴」、英大学が健康効果を分析

健康促進のために森など緑の多い場所で時間を過ごす「森林浴」の人気は近年、日本をはじめとする各国でますます高まっている。

 

イーストアングリア大学の研究チームが先ごろジャーナル「Environmental Research」に発表した論文によれば、緑の多い場所で長い時間を過ごしている人は、多くの慢性疾患の発症リスクが大幅に軽減されているとみられる。

 

論文は、研究チームが過去の関連の研究について実施したメタ分析の結果をまとめたもの。対象とした研究は、観察研究が103件、介入研究が40件となっている。後者には、参加者に「実際に森林浴をしてもらう」「都会の中の緑がある場所で過ごしてもらう」など、さまざまな介入を行ったものが含まれている。

 

そのほか手術後の回復期を過ごした病室の窓から「緑が見えた場所と壁しか見えなかった場所の違い」や、「緑の多い場所と水辺に近い場所で過ごした場合の違い」などを比較した研究結果なども見直している。

 

チームが分析した研究結果は最終的に20ヵ国のおよそ2億9000万人を対象に含むものとなった。対象者の50%は欧州の居住者であり、対象とした研究のうち24件は、森林浴が広く行われている日本で行われたものだった。

 

数字に表れた効果

 

研究チームは調査対象者らが緑の多い場所で過ごした時間と健康状態を確認するための100項目について見直しを行い、費やされた時間と長期的な健康状態の関連性を確認した。

 

緑に囲まれた空間でより長い時間を過ごすことは、ストレスから体を守るホルモン、コルチゾールの分泌量の減少と関連していた。心拍数、冠動脈疾患や2型糖尿病のリスク、血圧、コレステロール値の低下との関わりも認められたほか、原因を問わない死亡率の低下と心臓病による死亡の減少にも関連していた。

 

さらに、妊娠中の女性が緑の中で過ごす時間を増やした場合には、胎児発育不全や早産のリスクが低下していた。また、調査に参加した人たちの間では概ね、「自分の健康状態は良い」と答える人が増加していた。分析の対象つぃた研究結果の中には、がんや脳疾患の治療後の経過、睡眠、一部のバイオマーカーの測定値の改善との関連性を示唆する研究結果もあった。研究チームは、対象としたこれらの研究の中には「最高水準」とは言えないものも含まれていたことを認めており、今後さらなる研究を行うとしている。

 

研究チームは、19世紀から都市に公園や緑地が整備されてきたのは、人間が当時から健康と緑の関連性を認識していたためではないかと指摘。日常的に緑に接することがない人たちは薬に加え、緑を「処方」することを提案している。

 

# たしかに浴槽に入浴剤を入れるか、入れないかでは私は気分がまったくちがう。アロマ、森林、花など色々あるが、一つ入浴剤を入れることで、リラックスがちがう。森林浴は特に空気がおいしいと感じるのも不思議な香りに気づくことかなぁ。