欧州で高評価のボルボ「XC40」が日本でも完売する理由

競争がどんどん激しくなるコンパクトSUVの世界にボルボがXC40を送り込んできた。ライバルの名を見れば、SUV市場の激しさをつくづく感じる。このセグメントには、メルセデスGLABMW×1、アウディQ3、レンジローバー・イヴォーク、ジャガーEペース、レクサスNXインフィニティ、、QX30などが過激なバトルを展開している。しかし、今月3月のジュネーブではXC40が存在感と可能性を限りなく示した。

 

ボルボの最も小さなSUVに当たるXC40だが、欧州の最優秀車であるヨーロピアン・カー・オブ・ザ・イヤー賞を獲得。また、7月半ばに発表されたばかりのXC40は、ユーロNCAP衝突実験で5つ星という最高評価を獲得し、最も安全なクルマの一つとして認められた。

 

正直なところ、ボルボの高い安全性は当たり前になっている部分もある。それより驚くのはデザインだ。例えば、BMWSUVをチェックしても、X1、X3とX5の差があまりわからない。確かに、ボルボのXC40、XC60、XC90のヘッドライトやグリルのあたりは一貫性がある。北欧神話に登場する神の持つハンマーをモチーフにした、T字型のLEDヘッドライトはドイツ勢と比べても、最も格好いい分野に入るだろう。

 

例えば、XC40の高めのヒップラインとスタイリッシュなCピラーを他と比較してみると、さりげない独自性を持っている。また、白黒のツートーンの塗装はかなり効いていると思う。はっきり言って、どのメーカーのデザインの進化を見ても、一番褒めるべき車はボルボだ。10年以上前の「道を走るレンガ」だった時代から、ドイツ勢と真っ正面から戦えるカッコ良さに生まれ変わっている。そして、日本のユーザーにとって、一番気になるポイントはサイズだろう。全長442cm、全幅187cm、全高166cmをもつXC40は、ボルボSUVの中で最も日本の道路事情に合うサイズだ。やはりスウェーデンの誇り、イケアの家具などもサイズとデザインテーストを日本向けも揃えているが、同様にXC40のサイズやデザインがボルボSUVの中でも一番好かれるかもしれない。スムーズに駐車も可能だ。

 

外観デザインが独自性を保っているのと同様に、走りのフィール、例えばステアリング感覚もBMWなどを真似せず、ボルボならではの味付けだ。ステアリングは適度な重さがあって、路面からしっかりと情報をドライバーに伝え、クイック過ぎない。

 

安全装備は「インテリセーフ」と呼ばれる緊急回避・軽減フルオートブレーキシステムだ。なんと16種類以上の先進安全装備が付いている。

 

欧州賞が獲得できるほどのルックス、性能、安全性、コストパフォーマンスなどを誇るXC40は日本の道路・パーキング事情に最も合うボルボSUVだ。しかし、人気車種なので、今週注文したとしても、納車は2019年の2月ぐらいになるようだ。

 

# 素晴らしいデザインだ!なんと言っても上品さ漂うデザインだ。一昔前のボルボとは思えないカッコ良さだ。一昔なら故障などしたら部品の取り寄せだけでも時間が掛り、修理費も高く付いた時代。今ではボルボ店があり、修理に困ることはなく、まったく性能もズバ抜けているから安心だ。日本自動車メーカーの方向性も2050年までにさまざまな地球環境の問題に対応し、社会にプラスをもたらすことを目指すものである。燃料電池車の取り組みですね。今や、ハイブリッドは当たり前の時代、各メーカーもSUVには力を入れている。トヨタC-HR今や人気No.1のSUVや、欧州で高い評価を受けているマツダのCXシリーズ、もちろんレクサスNX、UX、さらに三菱エクリプスクロス、日産のジュークに今期待のTERRA(テラ)など、SUVでグローバルリーダーを目指している。