アップル株が年初来45%高を記録、上昇は続くのか?

米アップルの株価が年初来、45%以上値上がりしている。11月以降は170ドル以上をつける日もあり、S&P500種株価指数とテクノロジー株を中心とするインデックスのいずれもアウトパフォームしている。

 

米捜査会社トレフィスは、アップル株は180ドルまで値上がりすると予想している。同社の株価上昇を後押ししている要因は何なんだろうか。iPhone発売による楽観的な見通し、アップルの株価を引き上げている要因は複数ある。だが、中でも影響が大きいのは、売上高の60%以上を占めるiPhone事業についての楽観的な見方の広がりだ。

 

過去2年間におけるiPhone出荷台数の変動には好不調の波があったが、11月にiPhoneXをはじめ新機種3モデル発売されたことを受け、今年度は増加が見込まれている。トレフィスよれば、10%増となる見通しだ。伸び率は縮小していくことが予想されるが、それでも増加は続くと見られている。

 

さらに重要な点は、製品の改良やサービスのエコシステムの改善によって維持されているiPhoneへの顧客の忠誠心の高さだ。米モルガンスタンレーは、iPhoneへの忠誠度は昨年の86%から92%に上昇したと推計している。競合のサムスンとLGの顧客の忠誠度はそれぞれ77%、59%とされており、アップルはこれらを大幅に上回っている。

 

こうした見方が、アップル社に対する投資家の安心感を高め、ここ1年間での株価収益率の上昇につながっていると考えられる。同社の株価は今後も上昇を続けるだろう。

 

株式の買い戻しにより、アップルの1株当たり収益(EPS)の増加のペースは市場平均を大きく上回ると見込まれている。また、同社の株価収益率(PER)が低水準にあることも、今後の値上がりを予想する理由の一つに挙げられる。予想PERは14.5倍で、S&Pの19.5倍、ナスダックの21.5倍を下回っている。また、アップルのキャッシュポジションが高いことを考慮すれば、同社のPERは12倍になると見られている。

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#PER(株価収益率)です。現時点での株価が「割安か?割高か?」を判断するものです。現在この時代は、貯蓄から投資の時代へ移り変わっている時代、株主優待制度やNISA(ニーサ)日本版少額非課税制度などで、無理なく株式投資時代になっている。信頼される安心感を与える株が1番の投資だと私は考える。2017年12月11日14時現在、アップル株1株は約169USドル、日本円で18.662円。