喫煙可能な「時代遅れ」世界の空港、日本もリスト入り
連邦政府が行った調査で、交通量の多い世界の空港の46%が、屋内での喫煙を完全に禁止していることが初めてわかった。
健康のことを考えれば、米国の3つの空港を含む残り54%の空港が「喫煙を許可している」ことが判明したことは意義のあることだろう。多くの研究で受動喫煙の害が示されているいま、屋内での喫煙はいまの時代にそぐわないものになっているからだ。
研究によれば「米公衆衛生局長官は、リスクのない受動喫煙などないことを認めている」。旅行車や空港で働く人々にとっては、ただただ恐ろしい事実だ。
CDCの研究では、交通量の多い世界50の空港(その利用客数は年間27億人による)の喫煙に対する方針を調査。その結果、27の空港では指定されたエリアでは喫煙を許可していることがわかった。
喫煙者のためにスモーキングルームを設ける空港モアあれば、レストランやバー、エアラインクラブでの喫煙を許可する空港もある。しかしどんなスモーキングルームも「やむを得ない受動喫煙を引き起こす」と研究では述べられている。
喫煙を許可している空港のリストである。(数字は利用旅行客数のランキング)
ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港
ドバイ国際空港(VAE)
パリ=シャルル・ド・ゴール空港(パリ・フランス)
フランクフルト空港(ドイツ)
アタチュルク空港(トルコ)
広州白雲国際空港(中国)
デンバー国際空港
仁川国際空港(韓国)
スワンナプーム国際空港(タイ)
インディラ・ガンディー国際空港(ニューデリー・インド)
クアラルンプール国際空港(マレーシア)
マッカラン国際空港(ラスベガス)
成都双流国際空港(中国)
チャトラパティ・シヴァージー国際空港(ムンバイ・インド)
ミュンヘン空港(ドイツ)
昆明長水国際空港(中国)
フィウミチーノ空港(ローマ・イタリア)
メキシコ・シティ国際空港
ニノイ・アキノ国際空港(マニラ・フィリピン)
成田空港(日本)
ハマド国際空港(ドーハ・カタール)
CDCによれば、受動喫煙は空港の周辺エリアにとっても有害になりうるという。エージェンシーは、研究のために空港周辺エリアの禁煙ポリシーについて調べることも「不可能ではなかった」と語っている。
喫煙可能な「時代遅れ」の世界の空港、日本もリスト入り | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)
# 2020年東京五輪に向けて、受動喫煙対策が全面的に禁煙を実施するだろう。まずは街から灰皿を撤去することだ。来年から増税が待ち構えているが、1本に3円ではまだまだ、たばこを禁煙する事は難しいだろう。