フェイスブックは露と「軍拡競争」中CEOが米議会義で証言

                                (BBC News)

フェイスブックのマーク・ザッカーバガー最高経営責任者(CEO)が10日、最大8700万人分のユーザーデーターが流出した問題をめぐって米上院の公聴会に出席した。

ザッカーバーグ氏はで「これは軍拡競争だ。ロシアは向上し続けている」と述べ、フェイスブックを自らの利益のために利用しようとするロシアの技術者と同社が常に戦っている状態だと語った。

同氏は、ここ数週間で明らかになった、英マーケティング会社のケンブリッジ・アナリティカがフェイスブックユーザー約8700万人分のプロフィール情報を不正に得ていた疑惑を受け、米上院の複数の委員会が合同で開いた公聴会に出席した。

同氏は、フェイスブックは規制より厳しくすべきではとの上院議員からの質問はかわした。

質問を受けて同氏は、それが正しい規制」なら歓迎するだろうと述べたものの、詳細は避けた。

また、同氏からは、2016年米大統領選のロシア関与疑惑を捜査するロバート・ムラー特別検察官がフェイスブックの従業員に事情聴取したことも明らかにした。

BBCのアンソニー・サーチャー北米担当上級記者はツイッターに「ザッカーバーグ氏は当初、フェイスブックがムラー特別検察官の事務所から召喚状を受け取ったと述べたが、その後発言を撤回し、フェイスブックは会合などで『彼ら(ムラー氏の事務所)と共に取り組んでいる』と語った」と投稿した。

ザッカーバーグ氏によると、ザッカーバーグ氏自身はムラー氏の事務所が行った事情聴取に同席しなかったとしたものの、「特別検察官との協働は機密事項であり、僕は秘密にしなければならないものごとを公開の場で明らかにしたくない」とも付け加えた。

ムラー特別検察官の事務所は2月、2016年米大統領選に介入した罪でロシア人13人とロシア企業3社のうち1社は「ロシアのインターネット荒らし農場」として引き合い出されることもあるインターネット調査会社で、訴状は同社が「米国政治システムに不協和音の種をまくという戦略的目標」を持つとしている。

 

 

#.ザッカーバーグ氏は僕たちのシステムや他のインターネットシステム、そして他のインターネット外のシステムを、自らの利益のために利用するとすることを業務とするロシア人が存在する。僕たちもこの点において向上するよう投資する必要があると述べ、フェイスブックが存在、偽アカウントを特定するための新しいツールを開発していると述べている。一番大切なことは、フェイスブックが政治的に偏向する可能性だ。

ザッカーバーグ氏も個人的に心配していると語っている。問題は数えきれないだろうが、一番はツールを削除したケンブリッジ・アナリティカだ!ケンブリッジ・アナリティカは2016年米大統領選におけるドナルド・トランプ氏陣営への協力で最もよく知られている。