ホーキング博士から人類へ珠玉のアドバイス10選
先日、76歳で死去した物理学者のスティーブン・ホーキング博士は、ノーベル賞を受与されたことこそないものの、一般人にも親しみやすく科学を説いた著書「ホーキング、宇宙を語る」により世界で一躍有名になった。またユーモアのセンスさえ、さまざまなポップカルチャーでも取り上げられている。
- 知性と知能知数(IQ)は違う
知性は、もって生まれた知能のことではない。知能とは、努力する意思があること、物事が変化することを理解する意識と鋭さを持っていることだ。
- 自分がいかに知識不足かを知る
より多くを知るほど、自分の知識のなさに気づく、という趣旨の格言は多い。
ホーキングは「知識の最大の敵は無知ではなく、知識の幻想だ」と述べている。
- ブラックホールにも出口はある
ストックホルムのスウェーデン王立工科大学での講演で、彼は次のように述べた。
「ブラックホールは、その名が示すほど暗黒ではない。かつて考えられていたような永遠の牢獄ではないのだ。ブラックホールから外へ抜け出すことも、別の宇宙へと抜けることもできる。自分がブラックホールに捕らわれていると感じていても、諦めてはいけない。出口はある」
- 失敗は重要
ホーキングは、自分のことを完璧だとする意見に同意したことはなかった。
欠陥を持つことが重要だと信じていたからだ。「失敗したことを誰かに責められたら、それは良いことなのかもしれないと言おう。不完全性がなければ、私もあなたも存在しないはずなのだから」
- 知性を見せびらかすのは愚かなこと
世界で最も賢いのは誰だと思うかを尋ねられたホーキングは「私は、決してそのようなことを主張しない。自分のIQを自慢するのは敗者のすること」と言った。
- 好奇心を絶やさない
「足元を見ず、星空を見上げること。好奇心を持とう。人生がどんなにつらく感じても、必ず自分にできること、成功できることがある」
- 自分の運命は決まっていると考えない
米紙ニューヨーク・タイムズとの取材で、ホーキングは「私が21歳になったとき、期待値はゼロになった。それからは、何もかもがボーナスだ」語った。
- 絶対に諦めない
「人生がどんなにつらく思えても、必ず自分にできること、成功できることがある。諦めないことが重要」とホーキングは語った。
- 自分を過小評価しない
ホーキングはニューヨーク・タイムズに対し、次のように述べた。「私は病気の限界を超え、できる限り充実した人生を送ろうと常に努力してきた。世界を旅し、南極から無重力状態まで経験した」
- 感謝する
「宇宙を創造した人はいないし、私たちの運命を支配する人もいない。」こう考えると、私は天国も死後の世界もおそらく存在しないだろうという深い気づきを得た。
誰しも人生は一度しかなく、この壮大な宇宙を味わう機会も一度きり。
そのために、私は非常に感謝している」
#.私はこう考える、21歳の若さでALSを発症し、余命5年と宣告されたホーキング博士。医師の予想を超え長生きしたのは、生きる熱意と宇宙に対する好奇心を大切に思いその知性を適応できる能力の力だと思っている。けして人は諦めないで前に進むことを今さらのように教わったことだ。