今の会社には満足それでも副業を始めるべき10の理由

(Forbes JAPAN)

今は、いい企業で安定した職を得てから何十年も居座っているようではキャリアを築けない。昔は、一つの職業(さらには一つの企業)で何年も働くのは名誉なことだったが、今となってはどちらかというとマイナスだ。一つの環境にとどまる期間が長ければ長いほど、新たなことに挑戦する筋肉は成長しにくくなる。

ここでは、フルタイムの仕事に不満がなくても副業を始めるべき10の理由を紹介する。

 

  1. 自分や自分の専門サービスを顧客の視点から強制的に見ることになるから。

適切な顧客のタイプや顧客の抱える問題、その解決策として提供できるものは何かを考えることができる。

 

  1. 自分のサービスの価格を考えるため。

1時間当たりのコンサルティングを活用することで顧客が期待できる投資利益率(ROI)はどう計算するのか?

 

  1. 自己ブランドについて考えるため。

自己ブランドは強力なもので、新人コンサルタントは必ずブランドについて考えなければならない。顧客にもたらす価値や仕事での振る舞い方、自分にとっての仕事の意義を自問しよう。こうした質問は全て、一考する価値のあるものだ。

 

  1. 人の悩みを見つけられるようになるため。質問さえあれば、人は自分やビジネスの問題について喜んで話すことが多い。(知らない人と会話する機会が増えると気づくだろう)。聞き上手になり、思慮深い質問をすれば、人は悩みを共有してくれるはずだ。

 

  1. 「筋肉」をつけるため。自分でも気づかなかった、あるいは忘れていた自分の強みや才能を活用できるようになる。副業としてコンサルティング業を開始すれば、職場で過ごす1年よりも活発に心と頭を使うようになる。

 

  1. 時間とエネルギーの使い方を見極めるため。仕事漬けの生活を経験した人は多いはずだ。目が覚めた瞬間に仕事のことを考え、手短に朝食を済ませて仕事のことを考えながら出勤し、1日中仕事をして、仕事のことを考えながら帰宅・就寝する生活だ。

自分のビジネスを始めると、本業以外に集中すべき目標や目的が生まれる。時間を今までより意識的に管理する必要のある状況に追い込まれれば、より効果的に働ける。こうして有益なスキルが身につくだけではなく、良い気分にもなれる。

 

  1. コンサルタントに必須のスキルであり、企業人にとっても重要な能力である人脈作りの力を向上させるため。

コンサルティング業を始めると、人脈作りのイベントや一対一の会議の場面で、充実した会話が楽にできるようになる。

 

  1. フルタイムの従業員として働いていると気づかない、自分の仕事の価値に気づくため。コンサルティングで初めて得た報酬が通常の給与に比べて微々たるものだったとしても、それは大きな重みを持っている。実際に現場の人を助けて対価をもらうことで、力を感じるようになるからだ。

 

  1. 利益を無駄にすることなく事業を成長させるには、いくらの経費が必要かを考えるため。職場では、金銭的なビジネス決定を自分のこととして考えない場合が多いが、自分のビジネスではそうは行かない。

 

  1. 「私は最高経営責任者(CEO)」と思えるようになるから。CEOは片手間だったとしても、    自分のビジネスの所有権やCEOとしてのキャリアは誰にも奪うことはできない。

 

#.副業や兼業について労働者が社内では得られない知識、スキルを獲得できることだ。

しかし現時点で禁止や許可制にしている企業はまだまだある。企業も原則認める方向で検討が求められる時代に変わりつつある時代なのかもしれない。私の時代では石にかじりついても何十年も一つの企業で働くことが、どんなにありがたいことかと....。時代の流れかもしれない。