手本は4歳児 大学院では学べないリーダーシップの極意

リーダーになるため、授業を受けたり本を読んだりすることなど考えもしない人たちがいる。

 

すでにリーダーとして忙しく働こうとした人たちにとって、リーダーシップ開発をさらに深めることは、スプーンの使い方について1年間のコースを受講したり、ディアル、モード、ビークルDMV)の運転マニュアルを毎晩読まされたりすることと同じだ。

そんなもの、誰が必要だろうか?何十億ドルもの市場を形成するリーダーシップ開発業界は、その営利行為を正当化する上で、この業界の崇高な介入なしでは地球からリーダーがきえてしまう、と言わんばかりに振舞うことが多い。しかしどの社会にも、幼少の頃から能力を発揮する天性のリーダーがいる。

4歳のエルは、こうした生まれつきのリーダーだ。彼女は、マニラ郊外に住む私の親しい友人の娘だ。最近友人を訪ねた私は、現代のさまざまなリーダーシップ研究から得られるものよりも多くのことを得るから学んだ。

エルは、企業理念や戦略計画、どうでも良い「ビジョン」のようなものを通して指導しているのではない。言葉や行動を通し、ただ「私の言うことを聞いて」と訴え存在感を示すことで人を導いているのだ。

また、彼女は、トップの指導者に必要な魅力や、営業精神まで身につけていた。

彼女は「抱っこしたければ、してくれてもいいよ」などとかわいらしく言うのだ。こんな日強制的なお願いを拒否できる人などいるのだろうか?4歳の彼女は多くの人がリーダーシップを実践できず、学習者にとどまってしまう原因となる自意識や慎重さ、不安を持ってない。リーダーシップ業界が真の価値を持つには、次の2つの問題に対処しなければならない。

  1. 天性のリーダーが持つ自信とカリスマ性が追従者を間違った方向に導かないようにするため、健全な企業がどうやって指針(ガードレールのようなもの)を提供するか。
  2. 後からでも身につけられる天性のリーダーの特徴を、生まれつきリーダー性を持たない人材にどう理解させるか。

最後に経験よりも理論を、逸話よりもデータを好む人向けに述べておくと、カンザス州立大学の研究チームは2015年、規則を自分で作ったり破ったりする子どもと比べて、規則に従う子どもはいわゆる「最高経営責任者(CEO)の遺伝子」が欠いる傾向があることを発見した。(とはいえ、こうした遺伝子理論を絶対的に正しいものと考えることはできない)

 

#.リーダーシップは精神の強い信条を持っていることだと思う。子供の頃から人に伝えたいことをどのように伝えるか、魅力ある人物のように話しかけるか、その子供たちの生活環境の中にあるのでは... 。

近づけると私は考える。あらゆるレベルでの中で意識させることだ。