ホテルに関する4つの誤解 なくならない噂の真実

 

(フォーブス・日本)11/9

ホテルについては、ずっと昔から解消されないいくつもの誤解がある。その中でも消えることがなさそうな4つの「うわさ」について、本当のところを説明しよう。

 

  • 満室だと言っても、必ずいくつか空いている部屋がある。実際にそうであることは、まれだ。どのホテルも、毎晩満室にすることを目指している。つまり、満室だと言われたときには、本当に満室である可能性が高い。たとえ実際ン1~2部屋空いてたとしても、ホテル側にそれを認めさせることは難しいだろう。かなりの常連者ではない限り、その日は宿泊できないと考えられる。

 

  • 部屋のカードキーには、宿泊者の個人情報が保存されている。そんなことはない。ホテルがカードキーに宿泊者のクレジットカードなどの情報を記録させているうわさは、もう何年も前からである。だが、実際に入力しているのは、宿泊者が滞在中、チェックインした部屋に出入りできるようにするためのコードだけだ。ただ、それでもチェックアウトの手続きをする前に、カードキーをホテル内のごみ箱に捨てたりはしない方がいい。決算が済むまでは、部屋づけで買い物などをすることができる。

 

  • 宿泊料金が同じなら、どの部屋も同じ。名の知れたブランドのホテルでも、独立系のホテルでも、館内に全く同じ部屋が2つあるということはない。階段やエレベーターシャフトがあることで、どのホテルのどのフロアでも、客室にはそれぞれ、必ずどこかに構造的な違いがある。広さも、窓からの眺めも異なる。ビーチやプールが見える部屋もあれば、「絵になる」発送センターや駐車場、換気扇がついた屋根が目の前という部屋もある。また、換気扇やエレベーター、外の道路や厨房などから聞こえる音の違いもある。それでも、システム上は同一であるとして、こうした部屋が同じ宿泊料金で提供されている場合もある。欧州ではチェックインする前に、先に部屋を見せてもらう人が多い。それにならうのが賢い策だろう。

 

  • 新婚旅行中や記念日なら、部屋をアップグレードしてもらえる。残念ながら、毎日が誰かの記念日や誕生日、あるいは新婚旅行中の日だ。アップグレードのためなら、、どんなうそをつくという客もいるだろう。記念日だからといって、無料のランチや自動的なアップグレードがされることはない。予約の際に大切な日であることを伝えておけば、ひょっとしたら(あくまで可能性にすぎないが)、アップグレードが可能な場合、それを検討してもらえるかもしれない。バトラーサービス付きのスイートやエッフェル塔が見える部屋、ワイキキのビーチを見下ろし波の音も聞こえる部屋にぜひ泊まりたいと言うなら、それなりの料金は払わなくてはならない。

# 今さらだが、なぜホテルの誤解がなくならないかだが、日本全地域といってもよいほど、訪日外国人旅行者の増加である。日本の宿泊施設、ホテルは安全であると言うことです。