カナダ人が選ぶ「最高の社会」ランキング・グーグルが首都に
(Forbes JAPAN、com)
フォーブスが毎日発表する「カナダで最高の社会」ランキングで、過去2年間トップ10入りを果たしてきたグーグルが、今回はついに1位に躍り出た。
同ランキングは独オンライン調査企業のスタティスタ(Statista)とフォーブスが共同でまとめたもので、カナダ人で事業を展開する企業のうち、従業員からの支持が高い上位300社を順位付けした。スタティスタ、25の業界で、従業員数500人以上の大企業・組織に勤務する8000人のカナダ人を調査。0~10の段階評価を用いて、自分の動く企業を評価してもらった。調査は雇用主を通さずインターネット上で行われ、回答者の性別や年齢、教育レベル、人種はカナダの一般的な従業員層を反映したものだった
首都を飾ったグーグル従業の評価平均は、10点満点中9.39だった。同社は2016年に9位昨日は9.1で全体4位につけていた。同社のカナダ本部はトロントに位置し、699人の従業員を抱える。
昨日の31位から2位に躍進したのは、ペーパータオルやトイレットペーパーなどの紙製品を製造するクルーガー・プロダクツ(Krugen Products)。従業員評価平均は9.3だった。同社は1904年にモントリオールで設立され、現在はオンタリオ州ミシザガに本社を置いている。従業員は2166人。
3位にランクインしたのは、平均スコア9.23を獲得したイドロ・ケベック(Hydro-Que’bec)だ。昨日の順位は23位。モントリオールを拠点とすると同社は、電力の生産・供給を行い、1万9552人の従業員を抱える。
トップ10には教育機関が3つランクし、強い存在感を見せた。2017年トップだった
クィーンズ大学は今年6位に後退した一方、昨日91位だったコンコルディア大学は7位に躍進。
オタワカールトン地区教育委員会も昨年の82位から大きく順位を上げ、10位になった。
今年初めてランク入りした医療サービス企業のビタリテ・ヘルス・ネットワーク(Vitalit’eHealth Network)はカナダ東部のニューブランズウィック州に本社を構え、7400人の従業員を雇用する。従業員からの評価は9.17で全体5位となった。
「カナダ最高の会社」ランキングのトップ12は以下の通り。
1位 グーグル(IT・インターネット・ソフトウェア&サービス)
2位 クルーガー・プロダクツ(紙製品)
3位 イドロ・ケベック(電力)
4位 SAP(IT・インターネット・ソフトウェア&サービス)
5位 ビタリテ・ヘルス・ネットワーク(医療・社会)
6位 クイーンズ大学(教育)
7位 コンコルディア大学(教育)
8位 シーメンス(エンジニアリング・製造)
9位 サスクテル(通信サービス・ケーブルテレビ放送)
10位 オタワカールトン地区教育委員会(教育)
11位 マントバ公営保険(保険)
12位 カナダ銀行(銀行・金融サービス)
#.カナダは世界でも裕福な国のひとつであり、経済の中心はサービス業で国民の4分の3が従事しているのが良くわかる。
また、サービス業でも、金融や不動産、通信のビジネス業でも金融や不動産、通信のビジネス部内も小売業に次ぐ規模で近年成長指ていることが理解できる。
教育や医療は主に政府によって管轄されている分野で、特に医療は急速に成長している中、従業員の支持が高いのだと思う。従業員はよく知っている。(ビジョンやミッション)